常在戦場

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アイカツスターズ! 第54話 きらら☆フワフワ~なアイドル あらすじと感想

あらすじ

ゆめたちの元に、ヴィーナスアークの花園きららから招待状が届く。あこがミューズをする予定だったフワフワドリームのお披露目ステージをひらくという。

あことゆめはフワフワドリームのプレミアムレアドレス制作会議に潜入する。

会議に乱入したあこは、ドレスのテーマをプレゼンをすることに。デザインではきららに圧倒されるあこ。部屋に入ってきたエルザに『あなたに足りないものは発想力だけじゃない。それがわからないようじゃ、スタープレミアムレアコーデを手に入れることはできないわ。永遠にね』と言われる。

足りない何かを知るために、ゆめとあこはきららのステージを見に行く。ドレスにあこのアイデアが入っていた。ステージ中、きららに星のツバサが付く。

ステージ後、きららはあこに一緒にフワフワドリームのミューズをやろうと言う。

学園長から呼び出されたS4の四人。ヴィーナスアークに留学するように言われる。ゆずとあこは四つ星学園に残り、ゆめ、真昼、ローラの三人はヴィーナスアークに向かう。

感想

また濃いキャラがきたな・・・

エルザとは違った方向で、個性的なきらら。髪もパステルカラーだ。羊系アイドルという新境地を開拓したのは特筆に値する。

とにかく自分のペースを崩さない。アイカツにおいては、自分を強く持つことが重要なので、強力なライバルになるのは間違いない。

でも、なんだかんだであこといいコンビになりそう。ゆめたち以外の友達との絡みがなかったあこだが、きららという相方(ライバル)ができて良かった。

むしろ危機感を持つのはハルカ☆ルカではないか。二期になってから登場していないし、きららと若干被っている(ノリが)

目的と手段

あこ「何となく、わかった気がしますわ」

ゆめ「え?」

あこ「ドレスはブランドからのメッセージを伝えるもの、彼女はそれを表現するために真っ直ぐだっただけ」

ゆめ「自分の意見を曲げなかったり、逆にあこちゃんのアイデアを取り入れたりは、きっとそのため」

あこ「なのにわたくしは・・・ただ単に素敵なドレスを作ろうとしか考えてなかった。選ばれなく当然ですわ」

ゆめ「エルザさんが言っていた、足りないものってこのことだったんだね。やっぱりすごいね、ヴィーナスアーク」

 『ドレスを制すものはアイカツを制す』というエルザのフレーズは繰り返し出てきている。セルフプロデュースをする上で、ドレスが重要なことに異論はない。

しかし、ドレスというのはアイカツで自分を表現するための手段の1つでしかない。その表現したいなにかがあってはじめて力を発揮する。自分で言っているように、あこは発想のスケール以上のもので負けたのだ。

 同時に「いい夢見てね」というきららのメッセージを瞬時に理解したのもあこだった。だからこそ、きららは一緒にミューズをやろうと誘ったのだろう。意外と感性は近いのかもしれない。

ゆずの奇策

ゆずは頼れる生徒会長だった・・・?

正直、ゆずは天才だが、頭脳戦はどうなのか疑問だった。旧S4の中では、夜空が頭脳派で通っていて、ゆずのスタイルは考えるよりも行動し、それが結果良い方向に向かうという印象だ。

しかし、今回ゆめと真昼をヴィーナスアークに留学させるという、奇策を提案する。まさに”彼を知り己を知れば百戦殆うからず”だ。さらに自分の代わりにローラを行かせるという手際の良さ。伊達にS4を経験していないということか。もしかしたらリリィと相談して決めたのかもしれない。

四つ星学園の生徒会長として、ヴィーナスアークの台頭には(ゆずなりに)危機感を感じていたのだろう。

『ゆめは私が守る』と宣言するローラ。

心強い。エルザにゆめを取られないようにしっかりと守って欲しい。