常在戦場

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ローラの強みは自由と挑戦!? アイカツスターズ!第65話 乗ってこ♪ヴィーナスウェーブ あらすじと感想

 

あらすじ

スパイスコードのミューズに就任したローラは、小春に教わりながら自分でプレミアムレアドレスを縫う。

一方、エルザ主催のアイドルイベント『ヴィーナスウェーブ』が開催決定。ローラとゆめは参加することを許される。優勝候補はきららだという。

ヴィーナスウェーブ本番。自分の持っているブランドイメージでアレンジしたTシャツを着てブランドをアピール→ライブという流れ。

スパイスコードのお披露目するローラ。レイにブランドイメージがぶれるのでは?と言われるが、ブレても良いと言い切る。

そして完成させたプレミアムレアドレスでライブを行い、星のツバサを手に入れる。

感想

『ヴィーナスウェーブ』とは?

ヴィーナスウェーブと聞いて、ウェーブ=波=海で水着を連想して、水着のイベントだと思ったのは自分だけではないはずだ(夏はまだはじまったばかり、これからに期待)

実際はエルザ主催のブランド対抗イベントだった。エルザは主催者、レイは司会で出場せず、参加者はほとんどヴィーナスアークの生徒。

ライブの前に無地の白Tシャツをアレンジしたものを着てアピールする、というのはいいアイデアだと思う。ベースは統一したほうが比較がしやすいから。

ローラは星やリボンなどの小物を散りばめて、髪型もいつもと違う感じで新鮮だった。

規制緩和

冒頭でローラが学園長にスパイスコードのミューズになる許可を求めていた。

 (前ミューズのツバサ先輩がOKしたのに、学園長の許可がいるか?)

・・・そういえば、四つ星学園ではS4しかブランドを持てないというルールがあったような気がする。ローラはS4ではないから、本来はダメなわけだ。とはいうものの、リリィが自分のブランドを持った時点でそのルールが崩れた。しかも学園の経営上の問題で学園長がリリィに例外を認めた形だった。学園長の立場としてはローラにもNGは出しにくいと思う。

また、今回のイベントでわかったのは、ヴィーナスアークはエルザやきららたち以外でも、ブランドを持っている一般生徒がいるようだ。四ツ星学園も規制緩和をせざるを得ない。

 自由と挑戦のローラ

お裁縫ローラ

驚いたのは、ローラがプレミアムレアドレスを手縫いしていたことだ。

例えば、ゆめはドレスの大まかなデザインは考えていたが、実際の制作はブランドのスタッフに任せていた。これがミューズとブランドの一般的な関係で、例外としてリリィが自分でドレスを作っていたのだと思っていた。リリィは元々デザイナー志望で、デザイナーの勉強や裁縫の技術の取得もしている様子だったから。

しかし、ローラはそうではない。元々音楽や歌には強かったが、ドレスの制作経験やそのトレーニングを積んでいた描写はない。今回も小春に教わりつつも、苦労しているようだった。

新しいことに挑戦しようという気概を感じられる。

ゴーイングマイウェイ

レイ「いらっしゃいローラ。このコーデのポイントは何かな?」

ローラ「辛口になりすぎないように、アイテムをカジュアルとシック、交互にしたことです。これぞ甘辛ミックス、コーディネートのサンドイッチです」

レイ「実に興味深いね。でもスパイスコードはクールなイメージだと聞いたよ。甘さを入れると、イメージがぶれないかな?」

ローラ「ブレてもいいじゃないですか」

観客「あっ」「何?どういうこと?」

レイ「・・・それはブランドのミューズらしからぬ発言だね。ミューズがぶれたら、ブランドのイメージもぶれないか」

ローラ「変わらないと面白くないから。ずっとアイカツしてきて思ったんです。いろんなことにチャレンジして、新しいことを発見して、そして少しづつ変わっていく自分が楽しくて。コーデもこうじゃなきゃいけないっていう決まりはないと思うんです。気の向くままチャレンジして、自分だけのコーデを見つければいい。だってドレスってすっごく自由だから」

小春(ローラ・・・)

ローラ「自分を信じて、ゴーイングマイウェイで、これが私のスパイスコードです!!」

ローラの強みは自由なところだと思う。初登場からして、遅刻してきたのが印象的だった。旧来のアイカツのキャラクターでは考えられないことだ。

そして、ブランドイメージも『ブレてもいいじゃないですか』と言い切る。

トップモデルのレイが言っているのだから、アイカツの世界でもこのブランドはこういうものとイメージを固めていくのが定石なのだろう。

そういう既存のものに対して反骨精神を持って、自由に面白いことへ挑戦していくのがローラの良さではないだろうか。

ロックマイハートコーデ

それはローラが手縫いした、ロックマイハートコーデにも現れている。

プレミアムレアドレスはお姫様のようなドレスが多い。だがローラのドレスは明らかに既存のブランドのものと違う。へそが出ていたり、網タイツやガーターベルトはセクシーだ。

黒ピンク紫の配色は旧アイカツに出てきたセイラの「スイングロック」を思い出させる。それでいてスイングロックと違うのは、大きなリボンがついていることだ。通常クール系にリボンはあまりないと思う。ツバサ自体は悪魔の羽根のようだが、羽根自体にもリボンが付いているのは斬新だ。

その他小ネタ

ドレスをカードに変換するマシン?

アイカツ!スターズでは、ドレスをカードに変換するマシンは初登場か?アイカツの時はデザイナーさんが絡む回では必ず登場いしたが。アイカツ時代はもっと機械的なデザインだったが、今回出てきたのはバラがあしらってあったり、植物を思わせるデザインだ。これがヴィーナスアークに設置してあるからなのか、この世界のマシーン全体に言えるのかは不明だが。

久しぶりの妄想

今回久しぶりに妄想するゆめ。一期は妄想ばかりしていたゆめだが、二期になって妄想することも少なくなった気がする。念願のS4になったら、責任感も出きて現実と向き合うようになったのか?

アイドルタイムプリパラ 第1話より

妄想といえば、プリパラの夢川ゆいのほうがガンガン妄想していてインパクトが強い.

妄想中の目の輝きが全然違う・・・完全に決まっているともいえる。ゆいは妄想の力で現実を切り開いていく。それに比べると、ゆめの妄想はまだまだ控えめだと思う。精進してほしい(とはいえ、小学生と中学生だから、中学生のほうが現実的な妄想になるのは当然か)

真昼の夏休み

 なぜかお姉ちゃんとパリにいる真昼。前回、一時帰国した夜空がパリに帰るのに付いていったのだろうか。仕事の休みがよく取れたなと思った。

まあ早めの夏休みということで・・・(頭を撫でられて照れる真昼が可愛い。香澄姉妹は良いものだ)

ローラはニュータイプ

エルザが投げた招待状が飛んでくるのを予測するローラ。なぜか稲妻が走る。ニュータイプだったのか。『良い反応ね』とエルザにも褒められるし。いや、招待状を投げてよこすのはどうなのか・・・。

 それにしても、怯えるゆめをとっさに守るローラは、完全にゆめのナイトだ。カッコイイ。

(やはり、ゆめ×ローラが最強)