アイカツスターズ!第84話 夢は一緒に あらすじと感想
あらすじ
アイカツランキングを上げたいきららは、ユニットイベントにあこと二人で出場することに。
予選を第一位で突破した二人。ファンを増やす。本戦にむけてレッスンする二人だが、仕事が忙しいあこは倒れてしまう。その後復活するあこ。エルザをイベントに招待するきらら。
そして始まる本戦。エルザが来ないことに落ち込むきらら、あこはファンのためにイベントを行うように励ます。
イベントは無事終了。投票の結果きらら&あこが優勝。きららはファンのためのアイカツの楽しさを語るのだった。
感想
きらら×あこは尊い
司会「そして最後は、どのくらい好き?コンテスト~」
あこ「はぁ?」
司会「お互いマイクの前に立って、パートナーの好きなところを思いっきり叫んでください」
(中略)
きらら「あこちゃんの本当はすっごく優しいのに、天邪鬼なところ大好きだよ~」
あこ「ええ!?」
きらら「ふふん」
司会「続いて、早乙女あこさんどうぞ」
あこ「う・・・花園きららなんて、これっぽっちも好きではないですわ。裏表がなくて、なんにでも真っ直ぐで、意外に芯をもっているところなんて!」
きらら「え?きらら褒められている?」
司会「はい、完全に褒めてますね」
きらら「はは、やっっぱり天邪鬼だ」
きらら×あこの尊さを充分に満喫できた話だった。
あこときららはブランドふわふわドリームを取り合うライバルとして出会い、あこは猫できららは羊、あざといきららとツンデレのあこでどうなるのかと思っていたが・・・。
アイカツ!スターズでは定番のゆめ×ローラや、ゆず×リリィなんかに浮かれていたら、思わぬ伏兵がいた感じだ。
あこの優しさ
とにかくあこの優しさが目立っていたと思う。
アイカツランキングに参加していないため、ユニットイベントに出るメリットはないはずだが、渋々ながらきららのため参加。自分の仕事が忙しいのに、倒れるまできららとレッスンに励むあこ。当初は計算キャラだったが、今は自分の損得を度外視して行動していた。
きららが『エルザ様に褒められたいから』アイカツをしていると言ったときも、一瞬複雑そうな顔をしたが、きららの想いを否定せず、『(エルザを)全力で振り向かせてみせなさいな』と励ます。
ファンのためにアイカツするべきだという自分の意見を押しつけることはしていない。
エルザがイベント会場に現れず、泣くきららに対してあこも泣いていた。
きららはともかく、あこはエルザに思い入れはないはずだ。にもかかわらず、悲しんでいるきららに同調して自分も泣き、その上でファンのことを思い出させて励ます。
嬉しいことだけではなくて悲しい感情も共有して、その上で前を向く。あこは優しいし、きらら×あこはユニットで理想的な関係だと思う。
エルザの真意は?
エルザはなぜユニットイベントを見に来なかったのだろうか?
エルザのために頑張るというきららに対して、『これからは自分の好きにアイカツなさい』と言った。
あこがきららの動機に疑問を感じていたように、きららが自分のためにアイカツをするということにエルザも違和感を感じたのだと思う。それはきららのためにも良くないと。ただし、あこ以上に素直でないエルザにはこのような対応になってしまったのだろう。
結果としてきららはユニットの良さとファンのためのアイカツに目覚めたが、エルザ自身は今後どうなっていくのだろうか?