常在戦場

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アイカツスターズ!第57話 キラキラ☆お散歩びより あらすじと感想

あらすじ

ゆめとローラの番組、「週末どこ行く?」の収録に参加するきらら。

食レポボルダリング体験、イルカのエサやりなど次々とこなしていく三人。

最後の撮影は、「週末きらきらステージ」というイベントをプロデュースするツバサへのインタビューとステージのレポート。

ステージの準備から本番まで、四つ星学園の1年生がすべてやる予定。ところが、地方ロケでトラブルが発生し、到着が遅れることに。ローラとゆめは時間を稼ぐためにステージをやることを決意するが、きららは自分が主役じゃないとすねてしまう。

アンナや幹部たちも準備を手伝い、ゆめとローラはステージを行う。

ステージを見たきららは、ゆめとローラに説得され、1年生のステージを手伝うことにする。

イベントを成功させたツバサは、ハリウッドに行くことを決意する。

感想

 きららあざとい

きららのあざとさ全開だった。

ローラやあこがたまにあざとい行動をすることがあるが、ここまであざといキャラはアイカツでは珍しい。「可愛い私」と自分で言った天羽まどかちゃんくらいしか思い浮かばない。

きららのプロフィールには、天然タイプのふかふか系アイドルと書いてあったので、もっとおっとりしていると思ったが、めちゃくちゃあざといじゃないか、ホントウに天然?・・・だがそれがいい!!

競争VS共生

きらら「二人のステージとってもよかったよ。でもどうして1年生に譲っちゃうの?」

ローラ「どうしてって・・・今日のステージのために、きっと寝る間もおしんで練習を重ねてきてるはずだから」

きらら「でもエルザ様は言ってたもん。アイドルの世界は弱肉強食なんだよ。チャンスを活かせなかったほうが悪いんだよ。このまま続けちゃえば?ヴィーナスアークの子だったら、絶対にそうする」

ローラ「エルザさんのことも、ヴィーナスアークのやり方もわかんないけど・・・私は、人のことを思いやったり、手を差し伸べられるアイドルでいたいんだ」

ゆめ「私もだよ」

 今回も四つ星学園とヴィーナスアークの方針の違いが目立った。弱肉強食のヴィーナスアークと共生の四つ星学園という構図だ。

これは相対的な問題で、四つ星学園でもお互い競い合うし、ヴィーナスアークだってエルザときららたちは助け合っているだろう。

とはいえ、どっちに重点を置くかに違いがある。どちらが良いかは最終的にはファンが決めることだ。個人的には両方合って良いと思う。

(自分の考えを堂々と述べられるローラは立派だなぁ・・・)

 高度な演出?

 久々にツバサが登場したが、ハリウッドに行ってしまうらしい。元S4はゆずを除いて全員いなくなるのか・・・。

今回気になったのが、ツバサが自分のブランド「SPICE CHORD」をどうするかの見せ方だ。

ツバサはブランドを誰に譲るのか(声に出して)言っていない。しかし話のながれを見ると、ローラに譲るつもりなのがわかる。

まず、ツバサがローラを褒める場面と、ローラがきららに自分の考えを述べているのをツバサが聞いている場面が伏線になっている。

そしてアンナにSPICE CHORD」をどうするか聞かれたツバサが、ローラを見つめて微笑む場面。

        

        

        

        

ツバサの反応を追っていけば、ツバサがローラにブランドをゆずるつもりなのが、言葉を使わなくても理解できる。

これはモンタージュ技法というのだろうか?*1自分の覚えている限りでは、ハートキャッチプリキュアでこの方法が多く取られていたと思う。

アイカツ!スターズではこの方法はあまりとられてなくて*2前話のレイ=シューティングスターから目立って導入されている。

 

 子供向けアニメでもすべてセリフで済ますのではなく、こういう演出を入れてくるあたり、アイカツ!スターズの良さを実感した。