『映画キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!』を見てきた感想&大人のプリキュア映画観賞法
先日10月30日、地元の映画館で『映画キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!』を見てきた。
いつもは予定が合わなくて公開終了直前ギリギリになってしまうが、今回は公開三日目という速い時期に行くことができて良かった。しかも日曜日にリアルタイム視聴→月曜日朝一番に映画館という理想的な流れ・・・。
今回のプリキュア秋映画の感想としては、いつもと違っていろいろチャレンジしていること。プリキュアのフォーマットを守りつつも、新しくしていこうという気概を感じた。以下はネタバレありで感想を書いていくので、注意してほしい。
テンポが良い
(パンフレットより)
テレビ版にもいえることだが、プリアラの特徴は非常にテンポが良く、笑いが絶えないこと。
今回の映画でもその路線は変わらない。ドジを踏みつつ、変顔をしつつスイーツを作ったり、パリを守るために戦うのだ。
これが一番生かされているのが、ミルフィーユを作っていたときだと思う。スイーツ作りに欠かせない地味な作業も見ていて退屈せず、笑いとテンポで乗り切れてしまう。
とにかく楽しい
いつものプリキュア映画には強力な悪役が出てくるが、今回の映画ではいなかった。ジャン=ピエールは変わっているし、クックの動機は自分勝手ではあるが悪なのだろうか?
やったことといえば、パリの街をお菓子に変えていくことと、シエルたちコンテスト出場パテシェたちの調子を悪くしたこと。たしかに迷惑ではあるが、今までの敵と比べるとかわいいものだ。
なので話がシリアスになりすぎず(多少はなる)、最後まで楽しく見られた。このあたりもプリアラの持ち味を良く活かしていると思う。
また、前作のキャラクターたちが出てくるのも秋映画としては異例だが、嬉しかった。
一人で頑張ることも大事?
仲間と一緒に頑張ることを重要性はプリキュアで繰り返し出てくるテーマだ。今回も一緒にスイーツを作ることの良さを前面に押し出してくると予想できた。実際にシエルたちは力を合わせてミルフィーユを作った。
しかしシエルはジャン=ピエールに仲間を作ることを進めつつも、一人で頑張ることを否定しなかった。準優勝に終わったパテシェコンテストでもシエルは一人で頑張り(描写がなかった可能性もある)、一人でインタビューに答えていた。
みんなで頑張る良さだけではなく、みんなのために自分一人でも頑張ることも重要なのだ。
大人のプリキュア映画鑑賞法
以下は余談だが、大人がプリキュア映画を鑑賞するための戦略について。理想としては子どものいない夜遅くの上映回に行くことだ。しかし、これは限られた映画館しかやっていない。
まず基本となるのはシアター最後尾の席をネットで予約すること。あとは以下の記事を参照にすればバッチリだが、一応自分なりの戦略を書いていこうと思う。
プリキュア映画歴12年の筆者が教える、大人のプリキュア映画鑑賞法 (2/3) - ねとらぼ
ちなみに自分が初めて映画館でみたプリキュア映画はオールスターDX3。なのでプリキュア映画歴は6年。基本的に友人と2~3人で行くか、1人だ。今回は友人と2人で行った。
プリキュアだけでなく、アイカツ!スターズやプリパラの映画でも基本は同じ。大きな違いはプリキュアでは入場特典のミラクルライト(毎回違う。今回はミラクルキラキラルライト)は子どもだけだが、アイカツやプリパラの入場特典は大人でも貰えることが多い。
たしか『スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ!』の冒頭で青木れいかさん(キュアビューティ)が『ライトを持っていないお友達は、心の中で応援してくださいね』と言っていた。子どもがペンライトを振っている間、大人は心の中でペンライトを振りプリキュアを応援しよう。
できるだけ都会の大きな映画館に、休日に行く。
これは単純に大きなお友達の比率が多いと思われるからだ。大友の数が多いほど、プレッシャーは少ないはず。逆に人が少ないと親子の比率が多くプレッシャーが強い。
ただし平日であれば比較的空いているので、予約の段階で親子客から離れて座れる可能性あり(確実ではない)
速攻で入って、速攻で出てくる(もしくは最後に出る)
人によると思うが、やはりキツいのは上映前と終わってからだろう。上映中は本編に夢中になるはずだ(プリキュア映画にはそれだけの力がある)
そこで、入場時刻になったら速攻で入ってネットで予約した席に座り、悠然と構えることを勧める。後から入るとシアターに入った瞬間親子連れの視線を受けてしまう。それよりはこちらの態勢が整った状態で視線を受けるほうがマシだ。
終了したら、速攻でシアターを出る。しかし親子連れの動きが速い場合にはあえて最後のほうに出るのもあり。このへんは臨機応変に。
威風堂々
よく言われることは『堂々と見るべき』ということ。挙動不審ではかえって親子連れに不安を与える。周りに注意しつつもリラックスして楽しめるのが理想だ。
とはいえ精神論を言っても意味が無いので、具体的な方法を提示する。戦術的呼吸法(Tactical BreathingもしくはBox Breathing)といって米軍や米警察などで使われている呼吸法だ。
- 4秒かけて息を吸う
- 4秒息を止める
- 4秒かけて息を吐く
- 4秒息を止める
- これを三回以上繰り返す
これは簡単にできてすぐに効果が実感できると思う。吸うときは鼻から、吐くときは口からがいい。あまりハアハアいっているのもまずいので、音が出ないよう静かに呼吸する必要がある。
そもそも軍や警察で感じるストレスに比べたら大きなお友達が劇場で感じるプレッシャーなんか大したことではない。落ち着いたら、あとは映画本編を大いに楽しむだけ。簡単だ。
パンプレットについて
劇場でプリキュアグッズやパンフレットなども堂々と買えば良い。とくにパンフレットはギフトボックスの付録やプリキュア新聞の出張版がついて620円と大変お得なのでオススメだ。
ただし、ストーリーが最初から最後まで書いてあるので注意。ネタバレを気にするのであれば中身は後でみたほうがいい。