アイカツスターズ!第46話 炎のS4決定戦! あらすじと感想
あらすじ
S4決定戦が始まった。初日は舞組で、ゆずが優勝。二年連続でS4をやることに。
翌日の劇組戦に向けて、張り切るあこ。大好きなすばるグッズを封印してレッスンをする。あこは打倒ツバサを誓い、ツバサもそれを受けて立つと言う。
劇組戦当日。オリジナルドレスが手に入らなかったあこは、デイサファリコーデを勝負ドレスにする。演技審査を経て、ステージを終えるあこ、そしてツバサ。
優勝したのはツバサだった。しかし卒業してしまうので、2位のあこが次期劇組S4に決定。
夕暮れの展望台。あことツバサはラムネを飲みながら語り合う。ツバサが卒業した後も、同じステージに立った際には全力で戦うことを誓い合う2人。
夜。優勝できなかったことが悔しく、すばるの人形を抱きながら、1人泣くあこだった。
感想
ようやくS4決定戦が始まった。
S4も出場するのか・・・だとしたら現S4がすべて優勝を持っていってしまうのではないか?実際、舞組と劇組は現S4が勝利した。
順位だけではなく、ポイントが出るのはいいことだと思う。別の組でもどちらが上か比較ができるからだ。
例えば、あことハルカは同じく二位だが、1399ポイントの差であこのほうが上だ。一位との差も1157ポイントあこのほうが少ないし、劇中での実力はあこ>ハルカといえる。
まさにアイカツ!スターズ一年の総決算だ。
あこ「やっぱり、先輩には勝てませんでしたわ。ちゃんとツバサ先輩に勝って、三年生を送り出したかったんですの」
ツバサ「私も同じだ。後輩たちに勝つことで、先輩のあり方を示したかったからな」
あこ「もう二度と戦えないからこそ、わたくし・・・」
ツバサ「今日勝ったのは私だが、次はわからない」
あこ「え、次?」
ツバサ「ああ、もう二度と勝負できないわけではない、S4戦だけが勝負ではないからな。私たちは卒業するが、アイドルを卒業するわけではない。きっと同じステージで戦う時があるはずだ」
あこ「先輩、次に同じステージに立つときは」
ツバサ「楽しみにしている。また全力で戦おう」
あこ「はいっ!!」
プロイセン(旧ドイツ)の軍人クラウゼヴィッツの書いた『戦争論』によると、防御は攻撃より強力な戦闘方式であるという。

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また、『マーケティング戦争』では、戦争論は戦争だけでなく、企業間の戦いにも当てはまり、シェアを圧倒的持っている企業が防衛戦を行うことで、有利に立ち回れると書かれている。

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これはアイドルのアイカツにも当てはまるか?
自分はアイカツにも適用できると考えている。
企業が消費者の頭の中という陣地を取り合っているように、アイドルもファンの心の中の陣地を取り合う。
そして、地位を確立している現S4たちに、他の生徒たちが挑んでいくというのがS4戦の構造だ。
現S4のほうが有利なのは間違いないと思う。
(ツバサ先輩も言っているように)S4の座を全力で防衛することによって、現S4たちはS4のありかたを示していくのだろう。
オリジナルドレスが無いというハンデも有りながら、2位になれたあこは、純粋に実力が評価されたといえる。次期S4になれて本当に良かった。
ツバサ先輩に負けて泣くのも、今まで真剣にアイカツしてきた証だと思う。
二年連続舞組S4に決定したゆずは、安心して寝床につく。
髪をおろしているのは珍しく、一瞬、誰?となった。
(いつも髪を結んでいる子が、髪をおろしているのを見ると、ドキドキする・・・?)