アイカツ!第176話 いばらの女王
スターライトクイーン最終日前日の夜、ルミナスの三人はトランポリンでアピールの練習をする。
現段階ではフィーバーアピールはAランクまでしか出ていないし、ルミナスの三人もそれ以上のスペシャルAランクは未知の領域だ。
スペシャルAランクは失敗の確率も高いらしい。だが「私は挑戦したい。スペシャルAランクのフィーバーアピール!!」と力強く言うスミレちゃんだった。
一人レッスン室に残ってダンスの練習をするスミレちゃん。鏡に映る自分をみて厳しい表情を浮かべる。
スミレ「挑戦…か。よし、やるぞ」
そこへ凜ちゃんが入ってくる。自分はスターライトクイーンになれなかったが、ダンシングディーバのパートナーとして練習を手伝わせてくれと言う。
スミレちゃんは驚くが、すぐに「うん、お願い凜ちゃん」と言う。
寮の部屋に戻ってきたあかりちゃんには、skipsのパートナーであるまどかちゃんが現れる。だが、まどかちゃんは練習の手伝いではなく、応援にきたらしい。
「応援…?」と不思議がるあかりちゃんの手を握ると、「明日は頑張ってください、あかり先輩」と言う。
あかり「ありがとう。すっごく元気をもらったよ」
ひなきちゃんは食堂で紅茶を飲んでいる。そこへ情熱ハラペーニョの相方である珠璃ちゃんがドーナツの差し入れを持ってくる。
だが、様子がいつもと違う。いつもだったら、スペイン語を叫びながらポーズを決める珠璃ちゃんだが…。
ハラペーニョドーナツを食べるひなきちゃん。今回は顔が真っ赤にならないので、辛いものに耐性がついたのか?それともドーナツのほうに調整が入ったのか?
ひなきちゃんを見つめる珠璃ちゃん。
ひなき「調子はどう?」
珠璃「え?」
ひなき「って言いたいんでしょ?」
珠璃「ひなき、私の心が読めるの?」
ひなき「当然、情熱ハラペーニョのパートナーですから」
珠璃ちゃんはどうしても気になって来てしまったらしい。
ひなき「今スターライトクイーンに最も近いアイドルだからね」
珠璃「はっ、そういわれると、なんか、緊張してきた!!」
ポーズを決める珠璃ちゃん。ようやくいつもの感じに戻った。
そして去って行く珠璃ちゃんと入れ替わりにののリサが花束を持って現れる。花束はみくるちゃんからで、オレンジ色をしたグラジオラスとストレリチアだ。花言葉はそれぞれ「勝利」と「女王の輝き」
翌日の朝、大空お天気でもクイーンカップのことを応援されるあかりちゃん。その様子をテレビで見て「俺たちのドレスで誰よりも高く飛んで見せろよ!!」という瀬名さんだった。
そして始まるクイーンカップ最終日。みくるちゃんとKAYOKOさんも見に来ている。現段階での一位の珠璃ちゃんは満足そう。
モブキャラのステージが一枚絵で終わる(それでもそこそこ歓声が上がる)だが順位は変わらず。
控え室で出番を待つルミナスの三人。ひなきちゃんが呼ばれる。
ドレスはストリートアートコーデ。みくるちゃんと一緒にアイデアを出してKAYOKOさんが完成させたコーデで、ペンキをぶちまけたような色合いが特徴的だ。
曲は「ハローハロー」。元気があって前向きな曲で真夏のビーチのステージにぴったり。
結果はランクはAランク。順位は一位。珠璃ちゃんを超えた。でも珠璃ちゃんも満足そうだった。
次に呼ばれたのはスミレちゃん。廊下ですれ違ったひなきちゃんと軽くタッチをする。
ひなき「スミレちゃん」
スミレ「うん」
多くは語らなくても、お互い通じ合っているのかも。
ドレスはブルーエンブレスコーデ。黒を基本に紫が入った姫というよりは女王。白いタイツも特徴。
ステージは夜の薔薇の園で踊っている感じ。
そしてアピールを出すが、尻餅をついてしまいアピールが出せない。
すぐに立ち上がり、そのまま最後まで踊りきるスミレちゃんだが、みんなは心配そう。特にモニターで見ていたひなきちゃんとあかりちゃんは言葉もでない様子。
だが、あかりちゃん何かを決意した顔をしていた。