常在戦場

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アイカツスターズ!第78話 ようこそ パーフェクトマザー!あらすじと感想

あらすじ

元世界的トップアイドルで、エルザの母親であるユキエ・グレース・フォルテが来日しヴィーナスアークを訪れる。ゆめはヴィーナスアークで行われるパーティーに招待されることに。

エルザはレイに、母がかつて太陽のドレスを着ていたことを明かす。

パーティーに出席したゆめたち一同は、ユキエに挨拶する。飲み物を取りに行ったローラはエルザに「情熱が足りない」と言われる。

最後にステージを行うエルザ。大盛況で終わるが、ユキエは急な予定でエルザのステージを見る前に会場からいなく。

 

感想

アイカツ!スターズ二期が始まって、パーフェクトアイドルとして登場したエルザ。すごいのは理解できるが、その私生活は謎のままだった。

登場のたびに肉を喰らい、プロフィールには”遠い国の王位継承権を持つ、本物のプリンセス”という情報くらい。

それが今回、母であるユキエさんが登場。元世界的アイドルで、モナコのロイヤルファミリーの一員らしい。ユキエという名前からして、日本人もしくは日系人なのだろうか?

エルザは母親に対して敬語だし(子ども時代は違う)写真の父親だと思われる部分に手を当てて隠しているので、複雑な家庭環境はなんとなくわかる。

エルザ「これを見て。これが太陽のドレス。母はかつて太陽のドレスを着ていたのよ」

レイ「はっ」

エルザ「私は母のようになりたくて、太陽のドレスを手に入れると誓った。美しくて太陽のような完璧な母は、私の憧れだった。私は母のようになりたくて、幼い頃からあらゆる方法で自分を磨いた。けれど母はいつも忙しくて世界中を飛び回っていた。海外の慈善活動やさまざまな交流会への出席。私は母を求めるように、アイドル時代の映像を見るようになった」

エルザ回想(私がお母様みたいにパーフェクトになったら、きっと私のことを抱きしめてくれるはず)

 そしてエルザがパーフェクトにこだわり、太陽のドレスを手に入れようとする動機も判明した。

こんな悲壮な決意でアイドルをやっているのは、アイカツの世界ではエルザしか思いつかない。

母を目指すこと自体は悪くないだろう。目標とするアイドルがいるのは幸せなことだ。しかし、母に抱きしめられたいから目指すというのは・・・逆にいうとパーフェクトでなかったら抱きしめてもらえないのか?

母に『私も楽しみよ』と言われたときはこの表情だったのだ。

自分のステージを見る前に母がいなくなって、エルザは『まだ完璧じゃない』と言っている。今回はとにかく悲しいお話だった。太陽のドレスなんか手に入れなくたって、抱きしめてらうことはできないのだろうか?