名古屋の喫茶チェーンは『コンパル』へ行け!!
名古屋の喫茶チェーンではコメダ珈琲店が有名だ。店内はきれいで、シロノワールなどの魅力的なメニューもある。愛知県だけではなく、関東や関西はもちろん東北や九州にまで店があるらしい。
しかし、ここまで全国にあると、ご当地感が薄くなってしまったのは否定できない。そこで今回は名古屋市内にしかない喫茶チェーン「コンパル」を取り上げる。
コンパルは大須に本店があり、名古屋駅や栄、金山など全部で9店舗。名古屋の主要エリアにはだいたいある喫茶チェーンだ(今回行ったのは御器所店)
戦後すぐの昭和22年に創業だとか。
内装は場所によって違う。名古屋駅や栄の店は今風な感じだが、大須の本店や今回行った御器所店は「昭和の喫茶店」といった感じ。全体的にゆったりとしていて、椅子の座り心地も良い。個人的には非常に落ち着く。客層は中高年が中心で、たまに若い人がいる。
御器所店はデフォルトで席に灰皿がおいてあって、分煙もされてないので、気にする人は注意が必要だ。
この通り新聞や雑誌、漫画も完備してるので、長時間いることができる(なぜテニスの王子様なんだ・・・?)
この店の名物は2つある。1つ目はエビフライサンド。名古屋名物(?)のエビフライが挟まれているサンドイッチだ。930円もするので決して安くはないが、
この通り分厚く食べ応えがある。パンは軽くトーストしてあって、エビフライはサクサク。玉子焼きとキャベツとエビフライの相性は抜群だ。ただ単にエビフライを挟んであるわけではなく、すべてが計算されている。
通常この店のサンドイッチは三等分されて出てくるが、今回は二人で一人前注文したので、分けやすいように四等分してくれたのだと思う。この心遣いが嬉しい。
2つ目はアイスコーヒー(400円)。注文すると上の画像の状態で出てくる。ここのアイスコーヒーは自分で作るのだ。まずはコーヒーに砂糖を入れ、かき混ぜる。そしてグラスにコーヒーを注ぎ、最後にクリームを加えて完成。
熱いコーヒーをグラスに注ぐと、氷が勢いよく溶け始め良い香りが広がる。コーヒーは濃い目に入れてあり、氷が溶けると丁度良い濃さになるように計算されている。砂糖スプーン一杯でちょうど良い甘さだ。自分で作るというのも楽しい。
他にも飲み物+150円でモーニング、飲み物+240円でランチがあったり、定番のカツサンド(味噌カツサンドも)や小倉トーストなんかもある。アクセスが良いのは名古屋駅か栄だが、雰囲気を味わいたいのなら大須本店や御器所がおすすめだ。