常在戦場

アニメや食事、本の感想を書いていきたいと思います。

アイカツ!とは何だったのか!?

 

                          (アイカツ!第178話より)

三年半続いたアイカツ!のアニメが先週終了した。プリキュアは毎年出会いと別れがあるが、アイカツ!はスパンが長かったので、ショックが一度にきたぜ・・・。

 

3部で主人公があかりちゃんに変わったが、自分が2部から見始めたのと(1部は後にHuluで見た)、何だかんだでいちごちゃんたちも出てきたので、喪失感は少なかった。だが、後ろ向きなことばかり言ってられない。

今回はアイカツとは何だったのか?自分の考えを書いていく。

アイカツ!の魅力

いちごちゃんやあかりちゃんなどの魅力的なキャラクター、「穏やかじゃない」「グラシアス」などの覚えやすいフレーズ、ドレスや歌など上げればきりが無い。一つ言えるのは、見ていてとにかく元気が出ることだ。

現実では暗いことやネガティブなことがある。フィクションにもそれらを入れがちだが、アイカツ!にはそのような要素はない。アイカツ!のキャラクターは基本的に前しか向いていない。

また、ほとんどのキャラクターが物語を通じて成長していく。その代表があかりちゃんだろう。いちごちゃんに憧れて、スターライト学園を受験するが、はじめは不合格。その後編入するも、落ちこぼれで、アイカツブートキャンプに送られたり、夏休みもアピールの練習で一人学校に残っていたりしたが、最後はいちごちゃんもなれなかったスターライトクイーンになったのだから。そして、仲間やファンを元気にした。

・・・それと視聴者も。見ている側も頑張らなくては!!という気持ちになれるのがアイカツの一番の魅力だ。第177話のタイトルやOP曲のSTART DASH SENSATIONの歌詞にあるように「未来向きの今」を見せてくれたアニメだったと思う。

アイカツ!の特徴

対立があまりないことだと思う。

同じ女児向けアニメでも、プリキュアには明確な悪役がいる。プリパラでは、初期の大神田校長、最近では紫京院ひびきなど主人公らぁらと対立するキャラクターが出てくる。

 アイカツでは主人公と対立するキャラクターはいない。これはプリキュアやプリパラに比べてアイカツの対象年齢が少し高いからだと考えられる(アイカツおじさんを除いたとしても)

www.4gamer.net

オーディションであったり、スターライトクイーンカップの様にアイカツの世界でも競い合うことはある。だが、対決よりも成長が主眼に置かれていると思う。スターライトクイーンカップで敗れたキャラのコメントを聞いてそう感じた。(2部の2wingSとWMは珍しく対決を前面に出していたと思うが)

 アイカツはどちらかというと自分との戦いだ。アイカツ!アイカツ!のかけ声で走るのも、斧で木を切り倒すのも、崖を登るのも一見アイドルとは関係なさそうだが、どれも自分と向き合うことが必要だ。自分と向き合って成長することこれがアイカツの本質だと思う。スポ根アニメだというのもその辺にあるのではないか。

                          (アイカツ!第178話より)

 アイカツスターズ!について

本日18時25分からアイカツスターズ!が始まる。見てみないと何とも言えないが、とりあえず世界観とキャラクターは一新されるらしい。

本音を言えば、旧アイカツのキャラには愛着があるし、特にのの&リサに関してはまだ登場して半年しか立っておらず心残りだ。なぜ一新するのか?だが、トイホビーの売上が下がっているのが原因の一つだと思う。

prehyou2015.hatenablog.com

でも、あまり心配はしていない。女児に対して徹底的なユーザー調査をしているらしいし、これからも女児に愛されるコンテンツとしてやっていけるはずだ。

www.itmedia.co.jp

アイカツに関しても、ゲーセンの筐体が切り替わるのは5月以降だし、アプリのフォトカツは続いている。夏には映画もあるとか。もうちっとだけ続くんじゃ。

 

キャラクターと世界観が変わっても、旧アイカツの良いところは残しつつ、それでいて新たな展開をアイカツスターズ!に期待したい。

www.aikatsu.net