常在戦場

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女児向けアニメの広告代理店についてのまとめ

アニメ業界では、広告代理店が大きな影響力を持っていると言われる。実際どの程度影響力があるのか外部からではわからないが、アニメビジネスで重要な役割を担っていることは事実だ。*1

今回は女児アニメの広告代理店についてまとめる。

目次

アイカツ!スターズ、アイカツ!→株式会社電通

           

                (アイカツ!スターズ第26話OPより)

           

               (アイカツ!スターズ第26話EDより)

アイカツ!とアイカツ!スターズの広告代理店は言わずと知れた電通だ。なぜかdentsuとローマ字表記されているが、電通の公式サイトでもこの表記のしかたをしている。

www.dentsu.co.jp

バンダイナムコピクチャーズテレビ東京と並んで制作の欄に表記されているので、作品にも大きな影響力を持っていると思われる。

余談だが、妖怪ウォッチヴァンガードなどの男児向けアニメのOPでもdentsuのロゴを見かける。

プリキュア→株式会社アサツー ディ・ケイ

 

        

              (ふたりはプリキュア第1話OPより)

プリキュアの広告代理店は業界第三位の株式会社アサツー ディ・ケイだ。

www.adk.jp

ADKと表記をされる。画像は初代プリキュアだが、2016年現在、最新作の魔法つかいプリキュアでも制作の位置に表記がある(ロゴは新しくなっている)

EDには表記がなかった。

プリパラ、プリティーリズム→株式会社日本アドシステムズ

         

              (プリパラ 3rd season 第116話OPより)

プリパラは上記の2つのアニメと違って制作委員会方式をとっている*2のでOP に広告代理店の記載がない。だが以下の資料には、制作委員会に参加予定の企業に日本アドシステムズが名を連ねている。

http://www.takaratomyarts.co.jp/company/pdf/puripara.pdf

 公式サイトにもプリパラが載っている。

http://www.nasinc.co.jp/jp/index.php?action=USER.WORKS.LIST&mm_category=TV%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1%EF%BC%88%E6%94%BE%E9%80%81%E4%B8%AD%EF%BC%89&work=1

日本アドシステムズアサツー ディ・ケイの子会社だ。社名のアドはadvertisemenではなく、Animation Developmentの頭文字。アニメに特化している広告代理店らしい。NASと表記する。

 プロモーションの違い

プロモーションに特に力を入れているのが映画公開時だと思う。

プリキュアの映画は、ほぼ毎回芸能人がゲスト声優をやったり、アイドルが主題歌のタイアップアーティストになったりする。

また、1年に一回くらいアニメ本編にも芸能人が本人役で出ることがある。10月23日の放送では映画のタイアップ曲を歌うAKBの渡辺麻友が本人役で登場した。過去にはゴン中山やオードリーなど。あとキュアゴリラ

www.oricon.co.jp

プリパラも今年の春の映画ではデヴィ夫人の声優デビューが話題になった。

nlab.itmedia.co.jp

アイカツの映画に芸能人は今のところ出ていない。しかし、データカードダスのゲームではAKBや橋本環奈などリアルアイドルとのコラボ(橋本環奈は3Dキャラになってゲーム本編に出てきた)、新潟のアイドルNegiccoのプロデューサーによる楽曲の提供、初音ミクとのコラボなんかもあった。

 

www.aikatsu.com

その他の女児向けアニメ

かみさまみならいヒミツのここたま日本アドシステムズ(制作委員会方式だが、NASのサイトに記載あり)

まとめ

 女児向けアニメを広告代理店で分類すると

電通アイカツ!)vs ADKNASプリキュア、プリパラ)という構図になる。

しかし、テレビ局は

テレビ朝日プリキュア)vs テレビ東京アイカツ!、プリパラ)だし

玩具メーカーだと

タカラトミー(プリパラ)vsバンダイプリキュアアイカツ!)というように勢力図が入れ替わるのがおもしろい。

最後に

自分はアイカツ!もプリキュアもプリパラも全部好きだし、それぞれが競い合うことで女児向けアニメ全体が面白くなっていくと考えている。

だが、安心して視聴できるように、コンプライアンスだけはしっかりとしていただきたい。 

電通の正体―マスコミ最大のタブー

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