常在戦場

アニメや食事、本の感想を書いていきたいと思います。

アイカツスターズ!第28話 ハロウィン★マジック

あらすじ

四つ星学園ではハロウィンのイベントが開催される。一年生が上級生にお菓子をもらい、一番多く集めた生徒は「ハロウィン☆プリンセス」になれる。様々な仮装をして先輩達を驚かせようとするゆめたち。M4の香澄朝日を気絶させた小春は他のM4三人からお菓子を大量にもらい、ハロウィン☆プリンセスとして表彰される。

感想

          

今回はアイカツのカオスな部分を凝縮したような回だった。下級生が先輩にお菓子を貰うというのは、スターライト学園のハロウィンイベントと同じシステムだ。世界観は違っても、イベントは受け継がれている・・・?

          

ゆめローラ小春の三人はS4の四人からお菓子を貰おうとする。S4の魔法で飛んでくる(実際は別の人たちが投げている)カボチャを避けきることがお菓子を貰える条件だ。小春とローラはカボチャを喰らってしまう。

夜空「アイドルとは、暗闇のなかにともる、星のきらめき」

ゆめ「え?」

ひめ「そのきらめきは小さな光が集まってできている」

ツバサ「これまでの人生で集めた小さな光。その1つを見つけ出せば」

ゆず「何とかなるかもしれないゾ」

ゆめ(人生の中で・・・)

 小学生のときに打ち込んだバレーボールを思い出したゆめ。レシーブ、トス、スパイク、アイカツ!アイカツ!アタック!でカボチャを弾き返す。

ゆめ「ではではS4のみなさん、トリックオアトリート」

ゆず「ゆめちゃん、わかったかな?」

ゆめ「え?」

夜空「思い出の光一つ一つはとても小さなものだけれど」

ひめ「それが集まれば、やがて暗闇を照らすきらめく星となる」

ゆめ「ん?」

ツバサ「まあ、要するに人生で無駄な経験は何一つ無い、ということだな」

 「鶏鳴狗盗(けいめいくとう)」という言葉がある。中国の春秋戦国時代、猛裳君(もうしょうくん)という人物が、鶏の鳴き声の真似がうまい道化師と狗(犬)のように盗みがうまいコソ泥を食客にしていたおかげで命拾いしたのが由来だ。

dictionary.goo.ne.jp

『確率論的思考』という本の中で鶏鳴狗盗は

予期できない問題を解決するにはしばしば予期できない手段が役に立ち、しかしそれらはあらかじめ予期できないものなので、とにかく多様な手段を確保しておくことが非常に大きな意味を持つ、ということを示唆している。

                                                                                                           『確率論的思考』59p

実際、ゆめもバレーの経験がここで役に立つとは思ってなかっただろう。第17話のM4の番組に出演する時も役に立った。アイドル活動と関係ないように思える経験も役に立つのだから、ツバサ先輩が言うように無駄な経験は何一つ無く、重要なのは

  1. より多くの経験をすること
  2. 状況に応じて役に立ちそうな経験を思い出すこと
  3. 経験を生かすこと

だと思う。

         

         

顔芸に定評のあるあこ。感情を表現する力は抜群だ。「鳥の劇組」期待の大型新人は伊達でない!!劇組には今のところあこの対抗馬となる生徒もいないし、一年生組ではS4にもっとも近いかもしれない(すばるきゅんと共演できるかは知らないが)

 

参考文献