アイカツスターズ!第26話 奪えない夢
あらすじ
「ツンドラの歌姫」白銀リリィが四つ星学園に帰ってきた。リリィは体が弱く、朝礼で倒れたり、レッスンを続けられず、見学したりする。ゆめはレッスン中に脚を捻挫してしまい、保健室でリリィと語り合う。白銀リリィ学園復活ステージが開催され、成功。感動したゆめは自分もS4になりたいとリリィに宣戦布告する。リリィもゆめのことを強敵(とも)、つまりライバルと認め、二人で握手をする。
感想
OP曲が『1,2,Sing for You!』に変わった。新OPはゆめ×ローラに始まり、ゆめ×ローラで終わるという、ゆめ×ローラを全面に出した形だった。映画もゆめ×ローラだったので、今後物語のカギか・・・?
前回は小春がセクシーだったが、新OPでは真昼がセクシー感を出していた。見えそうで見えない鉄壁のスカートは女児向けアニメでは標準装備だ。よく見ると夜空先輩が表紙の雑誌を読んでいる。
スポ根アニメと言われるアイカツでは、とにかく体力が強調されてきた。空気椅子でお茶を飲み、ランニングが日課のひめ先輩、崖登りのいちごちゃん&あかりちゃん、床が擦りきれるまでトレーニングする美月さんなどトップクラスのアイドルはもちろん、吸血鬼キャラのユリカ様ですらそこそこ体力があった。
リリィは朝礼で倒れてしまったり、腕立て伏せ一回だけして、体調が悪いとレッスンを見学する。
ゆめもライブ後に倒れたことがあったし、ひめ先輩も雨による気圧の変化で体調が悪くなっていたが、ここまで病弱なキャラは初めてだ。
ゆめ「あ、あの、リリィ先輩は不安にならないんですか?半年も学園を休学して、アイカツも出来なかったんですよね?私、一週間安静にしてないといけなくて、みんなとアイカツできなくて、なんか焦っちゃって。そういうことありませんか?」
リリィ「みんなと一緒でなければいけないんですか?」
ゆめ「え?」
リリィ「私たちはみんな一人一人違います。感性も記憶力も運動能力も体力も顔立ちもスタイルも、そして声の質も声量も。様々な個性があるのですから、レッスンの仕方も様々でいいのです」
ゆめ「個性・・・」
リリィ「みんなでレッスンすることで得ることも多いでしょう。でも、それができないときは今あなたにできることを精一杯やればいい。それがセルフプロデュースです」
だが、リリィのメンタルはかなり強い。自己確立ができている。体力偏重のアイカツ界で、精神の強さを武器に勝負するリリィは革新的だし、アイカツの多様性が広がって良いと思う。
リリィは孤高だけど、孤独ではない。幼なじみのゆずもいるし、ゆめともライバルとなった。ひめ先輩が卒業後、リリィが歌組のトップになってゆずとS4をやるのか?ゆめはリリィに勝てるのか?すべては今後の展開しだい。