常在戦場

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アイカツスターズ!第48話 わたしだけの歌 あらすじと感想

あらすじ

S4決定戦4日目は歌組。ステージの順番は有莉、リリィ、ローラ、ゆめ、ゆめに決定する。

リリィは素晴らしいステージを見せ、場は盛り上がる。

それを見たローラは不安になり一人悩む。しかしアンナに「This is 桜庭ローラを見せてくれ」と励まさせれ、ゆめにも励まされ、ステージに挑む。

結果はリリィの順位を抜き、ローラは暫定1位になる。

感想

ゆずvsハルカ、ツバサvsあこ、夜空vs真昼など現S4と有力新人の一騎打ち。これが今までのS4戦の構図だ。その他の生徒も頑張ってはいたが、ポイント的には上位の二人に及ばなかった。

 

しかし、歌組は現S4以外の有力候補が多すぎる。ゆめとローラに、リリィと有莉。歌組が最激戦区と言って間違いはないだろう。実際、前編と後編になっているし。

ローラ「私やったよゆめ!!、点数なんてどうでもいい。こんなに気持ちよく歌えたのは産まれて初めて」

ゆめ「ローラ・・・」

ローラ「私、ようやく自分自身の歌を歌えたんだ」

これまで、勝負にこだわるローラは、ゆめに勝てないことを悩み、実家に帰ったり、リリィと温泉で修行したりした。 

今回の話でようやく勝負への執着を捨て、本当のアイカツを始めることができたと思う。

一人一人にポイントが付き、各組で勝者は一人しかいないというS4戦を前にして、この境地に達したのは称賛に値する。

 

ポイントについてはリリィを超え、暫定一位になったが、現S4であるひめのポイントが27156pt以下とは考えにくい(現S4で一番ポイントの低いゆずでも28923ptだから)

次期S4になれるかはゆめ次第だが、残念ながら優勝は難しいだろう。

それでも・・・ステージを終えたローラは今までで一番いい顔をしていた。

『点数なんてどうでもいい』と言ったのは本心だと思う。

惜しくも暫定二位になってしまったリリィ。

実力は申し分ないし、グリッターでオリジナルドレスを作るどころか、自分で立ち上げたブランドのドレスを身につけていた。

なぜポイントが伸び悩んだか?

意外性が少ないからだと自分は思う。

 

周りに流されず、決してぶれないのはリリィの強みだ。

しかし、逆に言うと既に完成されていて、成長の余地が少ないとも言える。自分のブランドを立ち上げた実績はあるが、ローラのように内面が大きく変わることは無かった。

ステージで歌った曲も、登場時に歌った『Dreaming bird』のままだ。だが、最後の羽根の生えるアピールは美しいと思った。

 

幼なじみを寝取られるゆずの図。

弁解する有莉とは対照的に、キョトンとしているリリィ。

(・・・ツンドラの歌姫だけあってクールだ)