アイカツスターズ!第88話 お正月だゾ☆全員集合! あらすじと感想
あらすじ
お正月の仕事に出るゆめたち。ゆずは多くのお正月番組に出演しようとするが、ニューイヤー寒中トライアスロンに出場し、倒れてしまう。変わりにゆめたちが『新春アイドルかくし芸カーニバル』に出演する。
それぞれ得意分野をこなしていくが、ゆずがすべてアドリブであるつもりだったドラマのためリリィとレイ、きららも加わる。復活したゆずも参加し、無事終了。最後はゆめがステージに上がる。
感想
伝統を大事にするアイカツスターズ!?
着物を着て新年の挨拶から始まるのが、アイカツの定番。当然今年もここからだ。
アイカツは新しい流行などを取り入れつつも、伝統行事をキチンとやっている印象がある。
女児アニメのなかでは、どちらかといえば保守的なほうだと思う。
ドリフ大爆笑!?
しかし本編はかなりカオスで面白かった。
ドリフ大爆笑のパロディ・・・メイン視聴者である女児の親に向けたネタだろうか?自分も最後のほうをリアルタイムで見ていた記憶があるが、子どもだったので内容は覚えていない。
今だったら、パロディであるサカナクションの『新宝島』のほうを思い浮かべる視聴者もいるかもしれない。
たしかドリフ大爆笑はフジテレビだったと思うが、他局の番組のパロディも躊躇なく入れていくスタイルだ。
絶妙な配役
劇中ドラマの配役も絶妙だった。
ゆめたちは小学生の役だがそこまで違和感がない。二年前までランドセルを背負っていたのだから当然。
あこやアリアはいつもとあまり変わらないが、やんちゃな男の子ローラ、大人しいきららや不良のレイなどはここでしか見られない配役だ。
高飛車なリリ子先生も良い・・・鞭とメガネも似合っている。貫禄がありすぎて新任教師には見えないが。
そしてセクシーな保健の先生役の小春。まったく違和感がない。小春はセクシー路線でいくのだろうか?
競うな、持ち味をイカせッッ
リリィ「さすがですねゆず。1年生だけでなく、先輩がたも関心されてました」
ゆず「そう?楽しいのが一番だぞ」
リリィ「ゆずはすごいですね」
ゆず「ん?」
リリィ「まるで太陽のよう、まぶしすぎてたまに見れなくなります」
ゆず「ゆずは、自分にできることをやっているだけだよ」
リリィ「え?」
ゆず「リリアンヌにだってリリアンヌにしかできないこと、あるんじゃない?」
リリィ「そうでしょうか?」
ゆず「そうだよ。リリアンヌにあげたあの本、ピッタリだと思ったぞ」
正月特番にすべて一人で出演して、トライアスロンでついに倒れたゆずに、その代わりを務めようと、跳び箱に失敗するリリ子先生。二人とも責任感が強いことは共通している。
そして、それぞれ苦手なことはあるが、それを補って余りある持ち味がある。アイドルとしてすべての能力を”パーフェクト”を目指すのも一つの道だが、持ち味を生かして自分だけのアイドルを目指すのもアイカツだ。