愛知県三河地方の二郎インスパイアはここに行け!?おすすめの3店
今まで名古屋市内の二郎インスパイアや愛知県尾張地方の二郎インスパイアのことを書いてきた。今回は愛知県三河地方編になる。
愛知県は西側の名古屋市を中心とする尾張地方と、東側の岡崎市、豊田市、豊橋市などがある三河地方に分かれている。尾張のほうが人口も多く、栄えているため二郎インスパイアの数も多い。
しかし、ここ数年で三河にも二郎インスパイアの店がどんどん出来ている。自分は三河に住んでいるので嬉しい限りだ。三河は車社会なので、立地よりは駐車場の有無が重要になってくると思う。
麺屋GOO 豊田市
麺屋 GOO(公式サイト)
麺屋 GOO ~noodle house~ | ラーメンデータベース
場所は豊田市渋谷町。最寄り駅の名鉄豊田市駅(愛知環状鉄道の新豊田駅も)からは3キロほどあるので、バスか車でいくことになると思う。豊田スタジアムから徒歩10分~15分程度なので、イベントやライブのついでに寄ることもできる。
駐車場は店の前に10台。
ランチタイムにはライス小か煮卵のどちらかが無料。
客層は隣のパチンコ店の客が多いが、カウンターだけでなくテーブル席も3席あるので、家族連れも見かける。
メニューは豚骨らーめんがメインだが、豚骨のバリエーションや担々麺、果てはサンマラーメンなどらーめんの種類は非常に多い。
あまりメニューが多いとどれも中途半端になってしまう危険があるが、麺屋GOOはどれを食べても安定してうまいので安心感がある。
二郎系はその中の一角を占めている。つけ麺が普通のものと二郎系のものと2系統あるのは珍しいかもしれない。
二郎(並) アブラ 880円
これが基本となる二郎インスパイア。二郎専門店ではないので、880円と高めなのはデメリットだが、全体のバランスはかなり良くうまい。
タレの染みこんだ大きめのブタや、小麦を強く感じる麺。醤油の香りが漂っているスープなど二郎インスパイアの基本的な要素を高めていった感じのラーメンだ。
アブラは食券を渡すときに入れるかどうかを聞かれるが、刻みニンニクは卓上にあって、自分で入れるスタイル。
(好みが分かれるところだが)自分はおろしニンニクではなく、刻みニンニクのほうが好きなので、嬉しい。
ホルモン二郎 アブラ 1000円 +煮卵(ランチタイム)
変わり種として、ホルモン二郎というのがある。ベースは二郎(小)と同じだが、ブタの代わりに焼いたホルモンが大量にのっている。
このホルモンは程よい固さで食べ応えがある。ホルモンの脂身に二郎特有の背脂を足すがくどさはあまり感じず、すんなりと完食できる。
カレー二郎 アブラ 950円 +煮卵(ランチタイム)+ライス小(クーポン使用)
カレー味の二郎インスパイア、カレー二郎。
二郎+カレーというジャンクな組み合わせだが、当然のようにうまい。上にはブタに加えて台湾ラーメンのように挽肉がのっている。辛さはあまり感じない。
カレーなのでご飯と良く合うのも特徴。二郎の中毒性にカレーのスパイスの力も加わって、とにかく食欲が増す。
余談だが、カレー二郎は珍しいと思う。自分の知る限りでは歴史を刻めの汁無しカレーと、ラーメン二郎上野毛店の有料トッピングのふりふりカレーくらい?昔らーめん大堀切店にカレー味噌があったような気がする。
まるぎん二号 岡崎市
まるぎん二号(公式サイト)項目をクリックすると音が出るので注意
駐車場は店の前に三台と、隣のパチンコ屋のコスモジャパン880が営業している時間はそっちの駐車場に止めることができる。駐車可能台数は600台以上になり、駐車場の心配はほぼしなくても良いのは嬉しい。
岡崎市にはまるぎん商店という店があり、ここはその二号店。
まるぎん商店は豚骨しょう油らーめん、塩らーめんや台湾味噌らーめんなどのメニューがあり、期間限定で二郎インスパイアを提供し、ついに二郎インスパイア専門店である二号を出した。
それは2009年くらいだったので、もうすぐ10年になる。三河では最古参の二郎インスパイア専門店だ。自分も開店当初から行っている。
客層は男性が多いが、女性もカップルで来ているのもたまに見かける。
メニューはラーメン、汁なし、台湾まぜそば、つけ麺の4系統。
120gのレディース盛りから240gの小盛り~大大大大の720gまで麺の量を選ぶことができる(メニューによっては選べないこともある)追加トッピングも豊富だ。
醤油or塩とニンニクと脂の量、麺の固さなど細かく指定することもできる。
らーめん小盛 750円 醤油 ニンニク少なめ あとは普通
ここの売りはなんといっても、その巨大なブタだ。
大きさ厚み、ともにトップクラス。非常に食べ応えがある。脂身と赤身のバランスもよい。
麺は二郎インスパイアに珍しく、ツルツルしていてのどごしがよい。
それでいて小麦をしっかり感じることができる。直系のゴワゴワしているのとはまた違う。
スープは透き通っていて、まろやか。醤油と塩が選べて、この辺りは好みの問題だが、自分は醤油のほうが好きだ。
らーめん小盛 750円 醤油 ニンニクマシ +肉増し360円
肉を増すとこんな感じに。デフォルトで2枚のブタが5枚になる。ここまでくると肉料理と呼んでも過言ではないだろう。
家康らぁめん小盛り 880円 ニンニクマシマシ+肉増し あぶり 360円
地元岡崎市を強く意識しているメニューがこの家康らぁめんだ。言うまでもないが岡崎出身の徳川家康の名を冠している。
スープには地元の八丁味噌を使用。味噌煮込みうどんの二郎インスパイア版といえる。
スープは濃い色をしていて、しょっぱいのでは?と思うかもしれないが決してそんなことはない。
コクが強くその中にほんのり甘みを感じる。個人的には最高にうまいと思う。このスープ!飲まずにはいられないッ!
ちなみにブタは食券を渡すときに言うとあぶって貰うこともできる。脂身がほどよく落ちて食べやすくなる。脂の焦げる良い香りもするのでオススメだ。
汁なし小盛 830円 脂ニンニクマシ +肉増し あぶり 360円
ここの汁なしは不思議な味がする。塩焼きそばというか沖縄そばというか・・・しかしうまい。
ニラキムチやフライドガーリックがのっている。近いと思うのはラーメン二郎関内店の汁なしだ。ひょっとしたら関内の汁なしをインスパイアしたのかもしれない。
個人的には関内の汁なしは大好きなので、愛知で近い味が食べられるのはありがたい。
天赦 新城市
場所は新城市稲木。JR飯田線野田城駅から約500メートル。宝くじ売り場やドラッグストアと同じ敷地内にあり、駐車場は10台以上ある。
天赦は(てんしゃ)と読む。天がすべてを許す暦のうえでの吉日のこと。多分、奥三河では唯一だと思われる二郎インスパイアだ。
内装はおしゃれな感じで、なぜか中庭まである。こんな二郎インスパイア店はなかなかない。どうもカフェの居抜きらしい。
らーめんは太麺と細麺の2種類。このうち太麺が二郎インスパイアになる。この太麺は並盛(200グラム)中盛(400グラム)大盛(600グラム)までは無料で増すことができる。
天赦らーめん 大盛 野菜大盛 ニンニク 卵入り 880円
麺大盛りで野菜大盛だとかなりのボリューム。レンゲが立った状態で提供された。これならそこそこの大柄でも満足できると思う。
ちなみに880円と840円は煮卵の違いだ。
麺は小麦を強く感じ、弾力がある。食べ応えがあってよい。インスパイアよりは二郎直系店を思わせる麺だ。
ブタはトロトロで、口の中でとろけてしまう。
スープは甘く、その奥に強い旨味を感じる。素直にうまい。
余談だが、天赦でらーめん大盛を食べて同じ新城市にある鳳来寺山の1425段の石段を登るのが自分の夏の定番だ。
らーめん大盛によってカロリーと塩分をたっぷり補給しているので、あとは水分をとって休憩を挟みながらゆっくり登れば、割と楽に登れる。
まとめ
味とコスパでいえば三河の二郎インスパイア最強は新城市の天赦だと思う。奥三河なのでなかなか行くのは難しいかもしれないが、その価値は充分にある。
変わり種の二郎インスパイアが食べたいのなら豊田市の麺屋GOOだ。変わり種に外れはよくあることだが、GOOは何を食べてもうまいので安心感がある。
三河の二郎インスパイア最古参岡崎市のまるぎん二号。ここのブタは最高だ。汁なしも普通のらーめんもうまい。だが個人的には家康らぁめんを押したい。八丁味噌の二郎インスパイアは他ではないだろうし、スープを飲み干さずにいられないから。